思いを伝える力


上杉鷹山
書籍名:小説 上杉鷹山〈上〉
著者:童門 冬二
出版社:学陽書房


NHK大河ドラマ「龍馬伝」を,一気に見た.元々NHK大河ドラマにはあまり興味が無く,記憶にあるのは「赤穂浪士」「太閤記」くらいだ.
龍馬伝により,改めて坂本龍馬という人物像を知ることが出来た.

坂本龍馬は,日本の大きな変化点で偉業を成し遂げた.
それは犬猿の仲であった薩摩と長州の同盟を実現させた.
徳川家に大恩を感じている土佐藩主に,大政奉還の建白書を書かせた.

この偉業を成し遂げた力は,龍馬の「思いを伝える力」だった.

脱藩浪士で構成された組織・亀山社中,海援隊を統率したリーダーシップも「思いを伝える力」が源になっていたのだろう.

経営者も組織のリーダーとして,従業員に思いを伝えなければならない.
それが,経営理念であり,経営ビジョンである.経営理念が組織のコアとなり,従業員の求心力を得る.経営ビジョンが中期経営計画,年度経営計画へとブレークダウンされる.

組織のメンバーが皆経営理念の下に,経営ビジョンの実現に向けて努力する.そのための経営ツールが方針管理であり,目標管理である.

経営理念は,創業者が考えるモノ,社長が考えるモノ,などという遠慮は要らない.あなたも自分の組織のリーダとして,メンバーに思いを伝えよう.

ところで,今まで歴史小説にはあまり興味は無かったが,龍馬伝を見てから興味が沸いてきた.
友人に薦められた「小説・上杉鷹山」を,読んだ.
歴史小説ではあるが,ビジネス書として読んでも多くの啓発を得られる書だ.
特に経営トップ,組織のリーダに読んでいただきたい.

小説 上杉鷹山